23 8月

「自然のいとなみと恵み」

私が訪れる山里には、今まで見たことがないような多種多様な蝶々やトンボが飛んでいる。自由に吹く風に身をまかせ、二匹の蝶がたわむれていた。ほんとうに楽しそうだ。一匹の蝶が一休みするかのように、花にとまる。花を傷つけないようにフワリととまる蝶の姿があった。そこには、やさしさが満ちあふれていた。しばし、蜜を吸い飛び去っていく蝶。蜜を吸って飛び去っただけではない。花の次世代につながる生殖細胞。つまり、花粉を運んで飛んでいく。まさに、『共生共存』の世界だ。
蝶と花の姿をみながら、私が願う世界を創造していた。心がやすらぐのを感じる私もそこにいた。
互いに傷つけあうことがない『共生共存』の世界があたらしく創造されることを祈る一時となる。